手汗を抑えるハンドクリーム | 手汗がやばい時に止める方法
デート中やフォークダンスなど、手をつなぐ場面で「手汗がやばい…」。そんな経験はありませんか?
手汗に焦りを感じてしまうと、不安や緊張がさらに高まって余計に汗が止まりませんよね。手汗を止める方法は色々ありますが、特に取り入れやすいのは制汗剤を使用する方法です。
今回は、「手汗を抑える方法と、ハンドクリームタイプの制汗剤」について紹介します。
手汗がやばい…原因は?
手汗が収まらない原因としては、以下のような原因があげられます。
精神的な要因
まず、「精神的な要因」によるものです。不安や緊張状態に陥ると、交感神経が刺激されて手汗をかく原因となります。ゲームに熱中すると手汗をかくのを想像していただければ分かるように、集中して興奮状態にある時なども手汗が多くなります。
また、ストレス状態が続くと、条件反射的に緊張して手汗をかくようになることもあります。職場の人間関係が悪ければ、その人の顔を見ただけで手汗をかいてしまう人もいますし、話をすれば滴るほどの手汗をかいてしまう人もいるくらいです。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れ、手汗をかく原因になる場合があります。生活習慣の乱れとは、例えば栄養価の偏った食事や運動不足、不規則な睡眠時間などがあげられます。生活習慣は、心がけ次第で改善することが可能ですので、優先的に対策を練るようにしましょう。
多汗症
手汗が多く、生活に支障が出る場合には、「手掌多汗症」という病気の可能性があります。多汗症には生まれつきの体質で先天的なもの(原発性多汗症)と、病気などの後天的な要因によるもの(続発性多汗症)があります。
多汗症は全身の汗が多い「全身性多汗症」と、手や足、脇の下など部分的に汗が多い「局所多汗症」の2種類に分かれます。局所多汗症の場合、「手のひらだけ」といった一部分だけでなく、足や顔など身体の複数個所に症状がみられることが多くあります。
手汗を抑える代表的な方法
ここでは、手汗を抑える代表的な方法についてご紹介します。
手汗用の制汗剤
一つ目は、制汗剤による方法です。市販の制汗剤の中には「手汗用」として販売されているものがあります。代表的なものとして、ハンドクリームタイプの「テサラン」や、寝る前に使用する「デトランスα」などが挙げられます。
ハンドクリームタイプの手汗用制汗剤の詳しい特徴については後述します。
ボトックス注射
二つ目は、ボトックス注射を行う方法です。こちらは、ボツリヌス毒素を注射し、汗の原因を抑えます。

精神療法
四つ目は、精神療法です。例えば、専門医によるカウンセリングやグループセラピーなどの方法があります。手汗をかいてしまう原因は精神的なものが特に多いので、これらを実践することはとても大切です。
精神的なストレスがある場合には、その根本となっている原因を特定し、解消します。また、手汗をかくことに対する不安によって余計に汗をかいてしまうケースも多いため、森田療法(神経質に対する精神療法)による予期不安解消の取り組みなども行われています。
手術
手汗を抑える方法として最も確実な方法として、ETS手術があります。しかし、手術には代償性発汗(手のひら以外の、胸や背中、太ももといった別の場所からの汗が増える現象)という副作用があります。
そのため、通常は副作用の少ない別の方法を一通り試した上での最終手段として行われます。

ハンドクリームで手汗を抑える!
上述したように、手に塗ることで手汗を抑えるハンドクリームタイプの制汗剤があります。
代表的なものは「テサラン」です。手のひらの汗はエクリン腺という汗腺から分泌されますが、このエクリン腺に作用する成分が入っていおり、発汗を抑制します。通常の保湿用のハンドクリームのように長時間ベタつくことがなく、塗った後はサラサラとした心地よさが続きます。
テサランは見た目が普通のハンドクリームと変わらないため、人前でも堂々と使用することができます。いざという時に使いやすいのが良い点です。

まとめ
今回は、「手汗を抑える方法」についてご紹介しました。
「手汗がやばい」と感じた時に、制汗剤などで対処することも有効ですが、同時に、精神的な要因を一つずつ改善していくことも大切です。手汗を止めるには、これらを同時進行で行い、手汗に対する不安を軽減していくのが効果的です。
手汗が気になると、楽しいはずの異性とのデートなども億劫になりますし、日常生活でも様々な場面で悪影響が出てきてしまいます。生活の質を落とすことがないよう、ぜひ今回紹介した手汗を止める方法を役立ててみて下さい。