自律神経失調症が原因の多汗の症状

自律神経失調症が原因の多汗・手汗の症状

自律神経失調症が原因の多汗の症状

自律神経失調症になると様々な症状が現れてきますが、その中に「多汗」の症状があります。

汗が異常に多く出てしまう多汗で悩んでいる人は、意外と多くいるものです。今回は、そうした自律神経失調症が原因の多汗の症状についてみていきましょう。

自律神経失調症とは?

「自律神経失調症」という言葉は多くの人が聞いた事があると思います。しかし、具体的にどのような病気なのかについては、よく知られていない部分があります。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、通常、両者はお互いのバランスを保ちなたら、体の様々な機能をコントロールしています。分かりやすくいうと、交感神経と副交感神経はシーソーのような関係で、「どちらか一方が働くともう一方はお休み」という関係性になります。

自律神経失調症とは

ストレスなどが原因でこのバランスが崩れると、どちらか一方が強く働いてしまう状態になり、体調に様々な悪影響をもたらします。これらの自律神経は自分で意識して調整することが難しいため、自分では気付かないうちに自律神経が乱れて、それが体の異変として現れてしまうのです。

自律神経失調症で汗が出るのはなぜ?

「交感神経」は血管を収縮させ血圧を上げる・心臓の働きを活発にするなど、体を動かすためには欠かせない神経で日中に活発に働きます。一方の「副交感神経」はリラックスの神経とも呼ばれており、交感神経とは逆に、体を休める時・リラックスする時に強く働く神経です。

車に例えると交「感神経がアクセル・副交感神経がブレーキ」という役割になります。汗の調節を行っているのが交感神経なので、自律神経のバランスが崩れ交感神経が活発に働いてしまうと、汗を大量にかく多汗の症状が現れてしまうことがあります。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症により副交感神経が十分に働いていないと、体調には様々な影響が表れます。例えば、睡眠によって十分に疲れがとれるのは夜間に副交感神経がしっかりと働いているからです。逆に朝起きても疲れがとれず、慢性的な疲労感があるなどという場合は、副交感神経が十分働かずに、睡眠の質が落ちている場合があります。

自律神経失調症が原因の手汗の症状

自律神経失調症で多汗がおこる原因は、発汗をコントロールしている交感神経が働きすぎてしまうためです。全身に汗をかく場合もあれば、手など体の一部分に大量に汗をかく場合もあります。緊張した時に手汗をかいた経験がある人は多いとは思いますが、自律神経失調症などが原因の多汗の場合は、緊張を感じていない場面でも手汗をかき、生活する上でも支障をきたしてしまうことがあります。

また、汗を意識し過ぎると、そのことがストレスとなり、「もっと汗がひどくなったらどうしよう」「大事な場面で汗が出たらどうしよう」などと、汗が出ていなくても不安を感じるようになってしまいます。これを「予期不安」といい、この予期不安はさらに自律神経を乱し、多汗の症状をひどくしてしまうことになります。

生活習慣の改善

自律神経が乱れてしまう原因には、ストレス・緊張・不安などの精神的な要因の他に、生活習慣の乱れなどがあげられます。規則正しい睡眠や栄養バランスに気を付けた食事などを心がけ、防止に努めていきましょう。

自律神経失調症は多汗だけではなく、様々な体の不調をもたらします。直接命に関わる病気ではないものの、生活に支障をきたす場合も多いため、自律神経失調症化もしれないと感じた場合には早めに医師に相談するようにしましょう。