子供の手汗がひどい・手の皮がむける | 多汗症体質の早期発見

子供の手汗がひどい・手の皮がむける | 多汗症体質の早期発見

子供の手汗がひどい・手の皮がむける | 多汗症体質の早期発見

皆さんは、手汗によって手の皮がむけるなど大変な思いをしたことはないでしょうか? 手汗は誰にでも現れる生理現象ですが、その量が異常に多くなる多汗症という病気の場合は、水滴が滴るほど手汗が出る人もいます。そういった場合には、日常生活にも様々な支障が出てきますので、早めに対策を考えていかなければいけません。

特に、まだ小さい子供だと自分が多汗症体質だということが分からないので、両親が注意深く観察して早めに気づいてあげることが大切になります。今回は、そんな子供の手汗症体質の早期発見と対策方法について紹介します。

子供の手汗の原因

手汗の原因は人それぞれですが、大きな原因としては次の2つがあげられます。

子供の手汗がひどい・手の皮がむける原因

一つ目は、精神的要因によるものです。不安や緊張など、精神的ストレスによる発汗を「精神性発汗」といい、手汗の原因としては非常に多いものです。精神性発汗では、手汗が止まらないことに対する焦りから、余計に汗が出る悪循環に陥ってしまうケースが多くみられます。

二つ目は、「多汗症」によるものです。汗が多く出て生活に支障をきたす病気を「多汗症」といい、手のひらの汗が多いものを「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」といいます。

多汗症には、生まれつきの体質(原発性多汗症)の場合と、病気などの後天的な原因によるもの(続発性多汗症)の場合があります。手掌多汗症の場合には、気温や精神的なストレスに関係なく手汗が出るのが特徴です。

子供の多汗症体質の早期発見の重要性

幼い子供は自分の手汗について意識することはあまりありませんので、両親が気づいてあげなければそのまま思春期を迎えてしまうことになります。実際、多汗症に悩み始めるのは思春期の子供が多く、悩みが続くと人を避けがちになったり、心の病気につながることもあります。

子供の手掌多汗症体質の早期発見

手汗が多いことを我慢するだけならまだしも、子供が最も傷つくことといえば他人に嫌がられることです。みんなでトランプをしている時にカードがベタベタでくっついてしまったり、フォークダンスで手をつなぐことを嫌がられたり、様々な面で悪影響が出てきます。

学校でプリントを配る際に紙がふやけてしまい、「手汗がすごい」などと友人から言われてしまうと、もうその子供は気にせざるを得なくなるのです。多汗症患者の中には、子供の頃に友人にからかわれた経験を持つ人も多く、悪い場合にはいじめの原因になることもあります。

そういった点からも、子供の多汗症体質については早期の発見がとても大切です。小さい子供を抱えている人は、そうした症状が出ていないか、注意深く観察するようにしましょう。

手汗の異常を見つけるポイント

多汗症体質の早期発見の重要性について説明しましたが、実際に手汗の異常を見つける際にチェックしたいポイントをいくつか例示します。

絵や文字を書いている時に紙がしわしわになる

お絵かきや文字を書いている時に、紙がしわしわになってしまうのは、手汗がひどい人に最も多い悩みの一つです。文字がにじんだり、紙がふやけて破れたりしてしまう場合には、注視していく必要があります。

ゲーム機のコントローラーが濡れる

手汗に悩む子供の早期発見をする方法は、叱った時やゲームをしている時など、緊張・興奮している時にどれだけ手汗をかいているかを見ることです。もちろん、精神性発汗は誰にでもあるものですから、多少の量であれば心配はありませんが、あまり量が多いようであれば気に留めておきましょう。

子供の手汗がひどい体質の早期発見

手の皮がむける

子供の手汗がひどい場合、手汗によって手の皮がむけることも多く、早期発見のための重要なチェックポイントです。特に季節の変わり目などにむけることが多く、手のひらの皮全体がむけていくような場合には多汗症の可能性があります。

手袋や靴下を嫌がる

手汗が多い場合、手袋をすると中が蒸れてグチャグチャになるため、手袋をするのを嫌がる場合があります。また、多汗症で手のひらの汗が多い子供は同時に足の汗もひどいことが多く、靴下を履くのを嫌がったり、履こうとしても汗でスムーズに履けないことがあります。


日常生活の中でこのようなポイントはたくさんありますが、両親が意識しないと多くの場合見逃してしまいます。子供が心身ともに健全な成長をしていくためにも、早期発見を心がけましょう。

手汗が多い場合の対策

ここでは、手汗が多い場合の具体的な対策についていくつかご紹介します。いずれも、子供に行う場合には、事前に医師に相談してから行うようにしましょう。

塩化アルミニウム液

塩化アルミニウム液を使用して、汗腺を塞ぎ、手汗を抑える方法です。寝る前に手のひらに塗布し、翌朝に洗い流して使用します。

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イオントフォレーシス

微弱な電流を流した水に手のひらを浸すことで汗腺の働きを阻害し、手汗を抑える方法です。期間が経つと効果がなくなるため、定期的に治療を行う必要があります。

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手汗用の制汗剤

制汗剤の中には「手汗用の制汗剤」として販売されているものがあります。効果は一時的なものですが、軽度の手汗対策には非常に便利です。

制汗剤はすぐに効果を発揮してくれますので、いざという時に備えて持っているだけで、精神的な助けにもなります。パウダータイプやジェルタイプなど様々な種類があり、インターネット通販等で購入できます。

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ただし、子供の手に使用する場合には、念のため安全上の確認を行うようにしましょう。

緊張・不安に耐性をつける

精神性発汗の多い子供の場合、緊張や不安に耐性をつけることも大切になってきます。習い事やクラブチームに入るなど、他人と関わる機会を多くすることで、自然にそういった場面に慣れさせていくことができます。

まとめ

今回は、「子供の多汗症体質の早期発見と対策」について紹介しました。子供の頃から手汗体質で症状がひどいと、からかわれたり、いじめの原因になり、人格形成上も悪影響を与える可能性があります。

手汗がひどい・手の皮がむけるといった症状を早期に発見し、ひどい場合には対策を検討して、少しでも手汗に悩まされることがないよう見守っていきましょう。