手に汗をかく時の対策 | マウス・キーボードのベタベタ防止
パソコン作業をしている時に、手汗が止まらなくなった経験はありませんか? 急ぎのレポートがある場合や、重要な仕事の最中など、手に汗をかくと不快で集中できませんよね。また、他人と共同で使用するパソコンなどの場合、マウスやキーボードがベタベタだと嫌がられることもあります。
今回は、手に汗をかく時のマウス・キーボードのベタベタ防止方法についてまとめます。
手に汗をかく原因
手汗は体温の上昇に伴う通常の汗とは違い、緊張や興奮などによって汗をかく「精神性発汗」が主な原因です。「手に汗握る」というように、緊張している時、スポーツ観戦で興奮している時、ゲームに熱中している時など、精神的なストレスがかかる場面では手汗をかくことが多くなります。パソコン作業をしている時も同様で、特に、集中して作業をしている時などは、手に汗をかきやすくなります。
また、もともと多汗症体質で、「平時から手汗が多い」という人もいますが、この場合も精神性発汗によって手汗の量は増えます。
パソコン作業時の手汗による問題
パソコン作業時に手に汗をかく習慣がつくと、様々な支障が出てくることがあります。
- 手汗が不快で集中できない
- 共同のパソコンのマウス・キーボードがベタベタになり、他の人に嫌がられる
- 水滴によって、パソコンの誤作動・故障につながる
- 衛生面が心配で、頻繁に掃除が必要になる
- マウスやキーボード表面の水滴が光り、他人の目が気になる
特に仕事中などは、手汗のベタベタで集中力が落ちてしまうことがありますし、他人の目も気になりますよね。また、水滴がキーボードの隙間から入ってしまい、故障の原因になることもあります。
マウス・キーボードのベタベタ防止対策
ここでは、手に汗をかく時の、マウス・キーボードのベタベタ防止対策をご紹介します。
ハンカチでこまめに手を拭う
基本的なことですが、ハンカチやタオルをそばに置いておき、こまめに手を拭うようにしましょう。また、事前に手を洗うことで、しばらくの間はスッキリとした状態で作業ができるという人も多いようです。
マウスカバー
マウスにハンカチをかぶせて使用するのもありですが、周囲に人がいる場面では少し目立ってしまいます。そういった場合には、手汗や汚れからマウスを守る「マウスパッドカバー」をつけるのも良いでしょう。
取り外して水洗いができるものもあり、ベタベタ防止に有効です。
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キーボードカバー
キーボードの手汗対策には、キーボードカバーを取り付けましょう。キーボードカバーは汚れだけでなく、水分もしっかりと防いでくれますので手汗予防にもってこいです。カバーが汚れてベタベタしてきた場合には、簡単に拭き取ることができますし、安価なのでこまめに取り換えることもできます。
また、最近のキーボードカバーは、まるで何もつけていないような感触で使用感も良いです。
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手汗専用の制汗剤
手汗専用の制汗剤を使いって手汗を抑える方法もあります。手のひらがサラサラになれば、マウスやキーボードのベタベタを気にする必要もなくなります。
手汗用の制汗剤の代表的なものは、ハンドクリームタイプの「テサラン」の他、寝る前に使用する「デトランスα」などがあります。基本的に店頭では売っていないので、ネット通販等で購入することになります。

イオントフォレーシス療法
手汗が多い体質の人は、イオントフォレーシス療法を試してみるのも良いでしょう。微弱な電流を流した水に手を浸すことで、汗腺の働きを阻害して手汗を抑える方法です。継続して治療を行う必要がありますが、効果は一定期間持続します。
専用の機材が必要で、行っているクリニックも限られますので、事前に確認しましょう。

多汗症改善トレーニング
汗の多い体質の人向けに、「多汗症改善トレーニングプログラム」というものもあります。自宅で気軽に取り組むことができるので、手汗を多くかく体質を治したいという人は試してみてはいかがでしょうか。

ETS手術
手に汗をかく量が異常に多い場合、多汗症の根本的な治療方法である「ETS手術」も選択肢の一つです。ほとんどの場合、手汗はしっかり止まりますが、代償性発汗という副作用があります。

まとめ
今回は、手に汗をかく時の対策として、主にマウスやキーボードのベタベタを防止する方法を紹介しました。
マウスやキーボードは、ベタベタになると不潔ですし、集中も欠けてしまいます。パソコン作業時の手汗が気になる人は、まずは手軽に取り入れられる対策から試してみてはいかがでしょうか。