幼いころから手汗が酷い | 自律訓練法や薬で改善した体験談

幼いころから手汗が酷い 自律訓練法や薬で改善した体験談

幼いころから手汗が酷い | 自律訓練法や薬で改善した体験談

 M.Nさん(女性)、25歳、OL 

思い起こせば、幼い頃から症状はあった

よくよく考えると、小さい頃から手汗が酷かったなと思います。鉄棒やうんていで遊ぶ時に汗で滑る。音楽教室でエレクトーンの鍵盤がベトベトになり、先生が次の生徒のために鍵盤を拭く。鉛筆で字を書いていたら紙が濡れる。砂場で砂遊びしていると、皆は手を叩けば砂が取れるけど、自分だけドロドロで水で手を洗う、など、色々な不便がありました。

一番嫌だったのは、体育の授業で手をつないだりする場合「Nちゃんの手、濡れてる」と言われた事です。体育の授業の場合は短時間だけど、遠足とかで長時間手を繋いでる時は「言われたら嫌だな…」と心の中でいつも思っていました。でも、相手も小学生なので気にしない子もいて、私も深刻に悩んだりはしませんでした。しかし、大人になるにつれて、手汗の悩みは段々と増えていきました。

恋愛するようになり、手汗を本気で悩むようになる

学生の恋愛の場合、まず「手を繋ぐ」と言うのが初期段階の目標だったりします。冬はいいのです。手袋をしてるので、その上から繋いできても安心。これが夏だったりすると最悪。もう繋がれた瞬間に「私、手汗酷いからやめて。」と自己申告していました。

しかし、そこはまだ幼い恋愛。「そんな事関係ないよ」と言ってくれて、そのまま繋いでいようとしてくれる優しい男性。しかし、限界が来るのか、時間が経つとサッと手を離されたりしてしまいました。

たまたま離しただけかもしれないけれど、こちらとしては「気持悪かったのかな」と悩んでしまうのです。脇の下用の制汗スプレーを手にしてみたけれど、それはあまり効果がありませんでした。スプレーよりも塗るタイプの方が効果がありました。

20歳を過ぎた頃、原因の一つが見つかった

20歳くらいの頃、原因不明のめまいと動悸に悩まされて、病院に行った事があります。初めは内科に行ったのですが、調べても原因不明ということで、クリニックを紹介されたことがありました。そこで、「自律神経失調症」と診断されました。

重い症状ではありませんでしたが、先生に説明を受けた時に、副交感神経より交感神経の方が優位に立った時、体が緊張状態になったりストレスを感じたりして、体に汗をかいたり、震えがきたり、動悸やめまいが起こると言われました。

それを聞いて先生に「昔から手汗が酷いんですけど、これも原因の一つですか?」と質問したら「元々、副交感神経の働きが弱く、手汗をかいていたのも知れませんね。」と言われました。一時はネットで調べて「多汗症」かと思っていたけど、私の場合はどうやら違ったようでした。

手汗はある程度は回避法、改善法がある

クリニックに通い、軽い薬を処方してもらい、自律訓練法等をやってみて、身体の症状は改善されていきました。それと同時に、手汗も以前よりは酷くなくなりました。

とはいえ、まだまだ手汗は多いので困ることもあります。例えば、好きな作家さんのサイン会に行く時などには、握手をしてくれます。ただでさえ手汗が多く出るのに、そういった時は緊張して更に酷くなります。

最近私がやっている対処法は、手を丁寧に洗って拭いた後、制汗用のウエットシートで更にもう一回拭きます。こうすれば、すぐには手汗が出ません。あと、パウダー入りの制汗剤の塗るタイプも有効でした。できれば、両方するのがお勧めです。

これらはあくまで一時的な対策で、手汗が酷いのは身体の中が原因なので、気になる場合にはやはり一度調べてもらうのが良いですね。私もそうでしたが、まず原因が分かれば対処法も分かってきますし、手汗だけではない別の症状も改善できる場合があります。