精神性発汗が原因の多汗の症状と対処法

精神性発汗が原因の多汗の症状と対処法

精神性発汗が原因の多汗の症状と対処法

体から汗が出るのは人間の生理現象で、ごくごく自然な事です。状況によって、汗が大量に出たからといって決しておかしい事はありません。

しかし、必要以上に過剰に汗が出るという場合は、日常生活や仕事に支障を与えてしまうことがあります。汗が多く出る「多汗」の症状がある場合、その原因の一つとしてあげられるのが「精神的な要因」です。ここでは、そうした精神性発汗について詳しくみていきましょう。

精神性発汗とは?

汗には、運動した時や暑い時に出る「温熱性発汗」、辛い物や酸っぱいものを食べた時に出る「味覚性発汗」、緊張や興奮した時に出る「精神性発汗」と、状況によって3タイプがあります。

温熱性発汗の場合は、運動を中止したり体を冷やす事が汗対策となり、味覚性発汗は、辛い物や酸っぱいものを食べないなど、意識する事で汗を自分でコントロールする事が出来ます。しかし、精神性発汗については、汗を意識することで余計に発汗を促してしまうこともあり、簡単にコントロールすることができません。この精神性発汗が原因の多汗によって悩んでいる人は非常に多くいます。

精神性発汗の症状

精神性発汗が原因の多汗の症状と対策

多汗というと「ただ汗が多い」というイメージがあると思いますが、精神性発汗が原因の多汗には特徴的な症状があります。それは「緊張・ストレス・不安などを感じる事で多汗の症状が酷くなる」という事です。

どのような場面で多汗の症状が強く出てしまうのかについて、精神性発汗の症状の例を挙げてみましょう。

  • 人前に出ると緊張して汗をたくさんかいてしまう
  • 上司など目上の人と話をする時に汗をたくさんかいてしまう
  • 同性では大丈夫だが異性の前だと緊張して汗をかいてしまう
  • 不安を感じると汗がたくさん出る
  • 汗を意識し過ぎると余計に汗が出てしまう


精神性発汗は几帳面な人や完璧主義者・繊細な人・人との関わりが苦手な人に起こりやすいといわれています。逆に大雑把な人・周りの事をあまり気にしない人などは、精神性発汗が起こりにくいといえるでしょう。

精神性発汗が起こりやすい人は、「汗をなんとかしなければ」と意識すればするほど手汗など多汗の症状がひどくなってしまい、そこから抜け出せなくなる悪循環に陥ってしまう事が多いのです。

精神性発汗の対策

精神性発汗は、自分では意識していない些細な事がストレスや緊張の原因となっている事もあります。精神性発汗の原因が分からない限りは、原因を回避したり、解決する事もできず、発汗に対する不安が積み重なっていってしまいます。

そのため、まずは自分の症状をしっかりと把握した上で、不安の原因となっている事象を取り除くというのが、精神性発汗の対処法となります。「どのような状況で多汗の症状が出るのか」「どういった時に症状がひどくなるのか」など、冷静に自分の症状を分析してみるようにしましょう。その上で、心療内科でカウンセリングを受けたり、発汗する場面が分かっている場合には制汗剤などで対策を講じることが有効になります。