手汗が酷くて仕事に支障が出る… | 多汗症のETS手術と注意点

手汗が酷くて仕事に支障が出る…多汗症のETS手術と注意点

手汗が酷くて仕事に支障が出る… | 多汗症のETS手術と注意点

手汗が酷くて仕事にまで影響が出てしまう…そんな経験はありませんか? 手汗は誰でも出るものですが、量が多い人は仕事にまで支障が出てしまうことがあります。

ETS手術による多汗症の治療を検討している人もいると思いますが、手術には副作用などの注意点もあります。今回は多汗症のETS手術と注意点についてまとめます。

手汗が酷い原因

手汗が酷い原因は大きく分けて次の3つに分かれます。

1.精神性発汗

精神性発汗とは、緊張や不安、そして焦りなどが高まった際に手汗が出てくる生理現象です。例えば、たくさんの人の前でスピーチをしたり、怖い上司と話をする時など、緊張から手汗が出てくる経験は多くの人がされているのではないでしょうか。

「手に汗握る」という言葉があるように、誰でも手汗はかくものです。しかし、その頻度や量が多い人については、仕事などに支障が出てくる場合もあります。

2.自律神経の乱れ

次に、生活習慣などによる自律神経の乱れがあげられます。具体的な原因としては、偏った食生活や運動不足・睡眠不足などがあります。自律神経のバランスが乱れ、副交感神経の働きが弱まると、発汗のコントロールが上手く出来ずに手汗が多くなることがあります。

3.多汗症

汗が酷い原因として「多汗症」という病気があります。身体の一部から汗が多く出るものを「局所多汗症」といい、手のひらの症状を特に「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」といいます。

多汗症は生まれつきの体質の「原発性多汗症」と、他の病気などが原因の「続発性多汗症」に分けられます。

手汗が仕事に与える悪影響

手汗が酷いと、仕事においても様々な支障が出てくる場合があります。

  • 大事な書類がふやけてしまう
  • 電話の取次ぎの際に受話器がベタベタで嫌がられる
  • 取引先との握手の際に手汗が止まらない
  • 共用のパソコンのマウスがベタベタになる


子供の頃から手汗が酷い人は、周囲にからかわれたり、嫌がられたりした経験がある人もいます。そうした経験から、手汗が出ると焦ってしまい、余計に止まらなくなるといったケースも多くみられます。

酷い手汗が仕事に与える悪影響


仕事を選択する際も「書類を濡らしてしまうから事務はできない」「取引先で緊張したら手汗で握手ができないから、営業職は無理」など、様々な悩みが出てきてしまうものです。

精神的な面も含め、仕事などに悪影響が出てきてしまう場合には、手術を含めて対策を検討してみるのが良いでしょう。

ETS手術による治療と注意点

多汗症の治療方法の一つにETS手術があります。ETS手術とは、脇の下を小さく切開し、胸部の交感神経を切断することで汗を止める方法です。

この手術を行うと、基本的にどれだけ手汗が酷い人でも治ります。しかも、保険が適用されますので、ものすごく金額が高いということもありません(10万円前後)。経済的にも比較的優しい手術ですし、手術にかかる時間も短いので、日帰りで手軽に受けられる手術ではあります。

多汗症のETS手術と注意点


しかし、注意点もあります。それは、「代償性発汗」という副作用です。代償性発汗とは、手術前とは別の場所(胸、背中、太ももなど)から汗を多くかくようになる現象です。その他、辛いものを食べた時などに汗が出る「味覚性発汗」が増えたり、寝汗の量が増えるなど、その現れ方は人によって様々です。副作用が酷くてETS手術をしたことを後悔する人もいますので、そうしたリスクについては事前にしっかりと考えなければなりません。

ETS手術は、手汗を止める効果としては非常に確実性の高い方法なので、仕事や生活に支障が出ている人にとっては貴重な選択肢の一つです。検討する際は、まずは医師に相談して、副作用などの注意点をしっかりと理解したうえで手術を行うようにしましょう。

手術を行う前に試しておくべきこと

これは医師にも助言されると思いますが、上述したようにETS手術には副作用があります。そのため、まずは副作用の小さい別の方法を試してみて、どうしても効果がみられないようであれば手術を行うのが普通です。

手術以外の手汗対策としては、下記のようなものがあげられます。

まとめ

今回は、手汗が酷くて仕事に支障が出る人向けに、多汗症のETS手術と注意点についてご紹介しました。

ETS手術は効果が高い反面、副作用もはっきりと現れることが多いため、事前に注意点をしっかりと理解した上で望む必要があります。「受けなければよかった…」と後悔しないためにも、まずは別の対策を色々と試してみた上で、どうしても改善が見込めない場合の最終手段として考えるようにしましょう。