局所多汗症のチェック表 | 手掌多汗症の診断基準

局所多汗症のチェック表 | 手掌多汗症の診断基準

局所多汗症のチェック表 | 手掌多汗症の診断基準

汗は体温調節や老廃物の排出など、人間が生きていく上で大切な役目を担っています。汗をかく量は人それぞれで、汗がたくさん出る人を俗に「汗っかき」ともいいますが、生活に支障をきたすような場合は多汗症という病気の可能性があります。

多汗症の中でも、手や足・脇の下など特定の部位の汗が多い症状を「局所多汗症」といいます。ここでは局所多汗症のチェックポイントや診断基準についてみていきましょう。

実は意外に多い?多汗症

「多汗症」というとあまり聞き慣れない病気のように感じるかもしれませんが、日本人で何らかの汗の悩みを抱えている人は「7人に1人」いるといわれています。多汗症について厚生労働省の研究チームがまとめた調査では、日本人の5.3%が局所多汗症の代表例ともいえる「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」であるという調査結果があります。

しかし、そのうち実際に医療機関を受診して治療を行っている人はたったの1割となっており、自分は多汗症だという事に気付いていない人が多くいるというのが現実です。これは多汗症という病気がまだ一般的に知られていないという事が、原因の一つとして考えられます。

局所多汗症の種類

多汗症は大きく分けると「全身性多汗症」と「局所性多汗症」の2つに分けられ、局所多汗症はその症状が出る部位によってさらに「手掌多汗症」「腋窩多汗症」「足蹠多汗症」「頭部顔面多汗症」などに分類されます。

局所多汗症の種類と手掌多汗症

上述した厚生労働省の調査によれば、これらの局所多汗症で悩んでいる人の割合は、手掌多汗症(5.3%)、腋窩多汗症(5.7%)、足蹠多汗症(2.8%)とされています。これらの数字から見ても、手汗や脇汗で悩んでいる人の割合が特に多いという事が分かります。また、日本人の有病率は米国の2倍と高くなっており、多汗症は決して珍しい特別な病気ではなく、発症する人の多い身近な病気といえるでしょう。

多汗症のチェック項目

手汗など汗の悩みを抱えている人は、まずは自分が多汗症かどうかをチェックしてみましょう。多汗症かどうか調べる診断基準としては次のようなチェック項目があります。

  • 最初に症状が現れたのは25歳以下ですか?
  • 左右対称に発汗がみられますか?
  • 睡眠中は発汗が止まっていますか?
  • 1週間に1回以上、多汗の症状を感じますか?
  • 家族にも多汗症の人がいますか?
  • 多汗によって日常生活に支障をきたしていますか?

これらのチェック項目のうち2項目以上当てはまり、多汗の症状が6ヵ月以上続いている場合は多汗症と診断されます。

多汗がもたらす日常生活の支障・トラブル

汗が多い事で起こる日常生活への支障や、病気などのトラブルも忘れてはいけません。手掌多汗症の場合は手汗が異常に多く、常に手が濡れている状態になるために、症状がひどい場合は手の皮がむけて細菌感染を引き起こす場合もあります。

多汗症による生活の支障・病気

足の場合も同様で、常にジメジメした状態になるために、白癬菌に感染し水虫になってしまう可能性もあります。また、特に足や脇は感染によって臭いが強くなる傾向があります。足の臭いがキツイという人は、多汗症の治療を行う事で足のニオイが軽減されるケースもあるのです。

病気を理解し適切な治療を

汗の量がさほど多くなく、日常生活や仕事に支障をきたすほどではないという事であれば、しばらく様子をみていればよいでしょう。しかし、上記の診断基準をチェックしてみて、多汗症に該当するという事であれば医療機関での診察・治療をおすすめします。

多汗症の症状は本人にとっては大変辛いものです。病気を理解し、適切な治療を受けるよう心がけましょう。