手汗が止まらない… 手掌多汗症による仕事や生活への支障

手汗が止まらない… 手掌多汗症による仕事や生活への支障

手汗が止まらない… 手掌多汗症による仕事や生活への支障

汗の悩みとして思い浮かべる代表的ものとして「汗の臭い」があると思います。足の臭いやワキガの臭いなどいろいろありますが、汗に関する悩みはニオイだけではありません。

汗が必要以上に出過ぎる多汗症という病気があります。中でも、手汗が止まらない「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」に悩む人は多く、生活にも支障をきたしてしまうなど、本人にとっては深刻な悩みとなります。

今回は、この手掌多汗症が日常生活や仕事にもたらす問題点について詳しくみていきましょう。

局所多汗症の種類

汗を出す汗腺は全身にあるので、どこから汗が出てもおかしくないのですが、特に多く汗をかきやすいのは手、足、脇の下です。このうち手のひらの汗が異常に多いのを「手掌多汗症」、足の裏の汗が異常に多いのを「足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)」、脇の下の汗が異常に多いのを「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」といいます。
局所多汗症の種類:手掌多汗症

どの部位の汗が多いかでこのように呼び方が変わってくるのですが、どこか一か所だけではなく、手足の汗が多いという場合もあります。これを「手掌足蹠多汗症」と呼んでいます。

症状の現れ方は人によって様々ですので、汗が出過ぎて困るという人は、まず自分の症状がどのようなものかをしっかり確認しておくと対策がとりやすくなります。

手掌多汗症の悩み

手は日常で頻繁に使う部位であることから、手掌多汗症は大きな悩みとなりやすい症状といえます。手汗は誰でも緊張などにより出るものですが、手掌多汗症では「手汗が止まらない・量が多い」といったことから、日常生活だけではなく仕事にまで支障をきたしてしまう可能性があります。

手掌多汗症は大人になってからではなく、幼児期~思春期に発症しやすいため、症状が重度の場合は学校などでイジメの原因になってしまうこともあります。また、大人になってからも精神的ストレスなどからうつ状態になってしまうなど、汗の悩みは非常に深刻な問題につながる事もあるのです。

手掌多汗症がきたす支障

実際に手掌多汗症が日常生活や仕事をする上でどのような支障をきたすのでしょうか?具体的に手掌多汗症で困る内容として以下のような例があげられます。

  • 文字を書く時に紙やプリントなどが汗で濡れてしまう。大切な書類がふやけてしまう
  • 常に手が濡れているので握手をする事に抵抗を感じる
  • パソコン作業時にキーボードやマウスがベタベタになる
  • 鉛筆やペンなどが汗で滑る・汚れる
  • 車のハンドルが汗で滑る、汗がしたたり落ちて運転に集中できない

これらは日常生活だけではなく、学校生活や仕事上でも本人にとって大きな悩みとなり、様々な活動に支障をきたしてしまうものです。

精神的ストレスの影響

精神的ストレスと手汗による支障

手掌多汗症は、手汗を気にし過ぎることによってさらに悪化することもあるため、精神的な面からのケアも忘れてはいけません。手汗が止まらないという症状は、他の人からすると「たかが汗」と感じるかもしれませんが、当の本人からするととても辛い症状です。「汗が出たらどうしよう」と気にする事で余計に緊張して汗が出てしまう悪循環に陥り、本人を苦しめ続ける事になってしまいます。

特に子供の場合はうまく症状を訴える事ができない場合もあるので、大人がしっかりと症状を見極めて、適切なケアをしてあげる事が大切です。

生活に支障がある場合は病院へ

今回は、「手掌多汗症が日常生活や仕事にもたらす問題点」についてご紹介しました。

手汗が多いため生活や仕事上の支障があると感じている人は、手掌多汗症を疑ってみるようにしましょう。「たかが汗で病院受診するのも…」と感じる人もいるかもしれませんが、手掌多汗症はれっきとした病気です。適切な治療を受ける事で症状が改善し、精神的なストレスも軽減されるので、気になる事がれば医師に診てもらい、早期に適切な治療を受ける事をおすすめします。