手のひら・足の裏に大量の汗をかく… | 汗を抑える方法まとめ

手のひら・足の裏に大量の汗をかく… | 汗を抑える方法まとめ

手のひら・足の裏に大量の汗をかく… | 汗を抑える方法まとめ

手のひら・足の裏に大量に汗をかいてしまう…そんな経験はありませんか? 実は、多汗症などで手に多く汗をかいてしまう人は、同時に足にも汗を多くかくことが多いのです。

今回は、そんな手汗・足汗を抑える方法について紹介します。

手のひら・足の裏に大量の汗をかく理由

手のひらや足の裏に大量の汗をかいてしまうと、生活や仕事にも支障が出てくることがあります。字を書く時に手汗で紙がふやけてしまったり、足の裏の汗が多いと気持ち悪くて集中できなってしまいますよね。

こうした特定の部位にだけ大量に汗をかいてしまうのは、「暑いから」ということではなく、別の理由があります。

手のひらと足の裏に大量の汗をかく理由

一つ目は、「精神性発汗」です。精神性発汗とは、不安や緊張・興奮した時などに汗が出る生理現象のことをいいます。精神的なストレスがかかると自律神経の交感神経が活発に働き、汗が多く出るようになります。

二つ目は、「多汗症」という病気です。名前の通り汗が多く出る病気で、精神的なストレス等に関係なく平時から汗をかくのが特徴です。多汗症は生まれつきの体質によるもの(原発性多汗症)と、他の病気などが原因になっているもの(続発性多汗症)の2種類があります。

多汗症の症状

多汗症の症状は人によって様々です。全身の汗が多いものを「全身性多汗症」、手のひらや足の裏といった体の一部に大量に汗をかく症状を「局所多汗症」といいます。局所多汗症の中でも、手のひらに症状が現れる人が特に多く、これを「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」、足の症状を「足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)」といいます。


汗をかく量によって、多汗症のレベルは大きく3段階に分けられます。

レベル1:手のひらが湿っている程度で見た目には分かりにくいが、触ると汗ばんでいる。手のひらの表面の汗が光って見える

レベル2:見た目にも濡れているのが分かり、水滴がついている状態。汗が滴り落ちるほどではない

レベル3:水滴ができて汗が手から滴り落ちる。手掌多汗症の中でも特に症状がひどい状態


レベル2以上になると、日常生活や仕事などにも支障が出やすく、そういった場合には何らかの対策をとる必要があります。

自分で汗を抑える方法

病院での多汗症の治療方法については後述しますが、「病院に行くほどでもない」という人向けに、まずは自分でできる汗を抑える方法についてご紹介します。

生活習慣の改善

手のひら・足の裏の汗を抑える方法

一つ目は「生活習慣の改善」です。食事の栄養価の偏り、睡眠不足、ストレス、運動不足などの要因が積み重なると、自律神経のバランスが崩れて自律神経失調症につながります。自律神経が乱れて副交感神経の働きが弱まると、発汗のコントロールが上手くできずに、手のひらや足の裏の汗が大量に出ることがあります。

これらは心がけ次第で改善できることです。心当たりのある人は、まずはそうした生活習慣を見直すことで過剰な発汗の抑制に取り組んでみるのが良いでしょう。

制汗剤

二つ目の対策として、制汗剤があげられます。手のひら用の制汗剤には様々な種類があり、すぐに効果を発揮してくれますので、汗を大量にかく人にとっては非常に便利です。

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足の裏には「デトランスα」という制汗剤があります。これは、寝る前に塗布して浸透させ、翌朝拭き取って使用するタイプです。手のひらにも使用することができます。

制汗剤のタイプや使用方法は様々なので、自分に合うものを選んで使い分けましょう。

病院での多汗症の治療方法

ここでは、病院で行う多汗症の代表的な治療方法をご紹介します。

手のひら・足の裏の多汗症の治療方法

イオントフォレーシス療法

イオントフォレーシス療法とは、微弱な電流を流した水に手のひらや足の裏などの患部を浸し、汗腺の働きを阻害して汗を抑える方法です。定期的に治療を行う必要がありますが、効果は一定期間続きます。

副作用が少なく、医師に最初にすすめられることの多い方法です。短時間で気軽に行うことができ、ヨーロッパなど海外では一般的な多汗症の治療法として広く行われています。

ボトックス注射

ボトックス注射は手のひら、足の裏、脇の下などに有効な多汗症の治療方法です。患部にボツリヌストキシンを注射することで、発汗を促すアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制し、汗を抑えます。

短時間で手軽にできる手術ではありますが、効果が持続する期間は半年から1年ほどなので、定期的に行わないといけないところがデメリットです。保険適応については、脇の下の汗処置にのみ対応されるので、手のひらや足の裏の手術は自費となってしまいます。

ETS手術

最後の手段として、ETS手術があります。汗は交感神経が優位に働くことで出てきますので、その交感神経の一部を切除することにより汗を抑える方法です。

ETS手術は手のひらの汗の改善には確実性の高い方法ですが、足の裏の汗に関しては変化がない人も多くいます。傷口は小さく、脇の下なのでほとんど目立ちません。手術時間が短いので日帰りで受けることができます。

ETS手術の注意点は、胸や背中、太ももといった身体の別の部位から汗が多く出るようになる「代償性発汗」という副作用があることです。人によっては手術を受けたことを後悔するケースもありますので、事前に医師と相談の上、慎重に検討することをおすすめします。

まとめ

今回は、手のひら・足の裏の大量の汗を抑える方法についてご紹介しました。

ETS手術は手汗の改善には確実性の高い方法ですが、代償性発汗がありますので、あくまで最後の手段です。その他にも汗を抑える方法には色々な種類があるので、まずは自分でできるものや副作用の小さいものから試してみるようにしましょう。