仕事のストレスによる手汗 | 抑うつ状態で心療内科へ通院・改善


仕事のストレスによる手汗 | 抑うつ状態で心療内科へ通院・改善

仕事のストレスによる手汗 | 抑うつ状態で心療内科へ通院・改善

 T.Aさん(女性)、31歳、小売業 

汗で紙がしわしわ…。恥ずかしい手からの汗

私は手汗の多い体質で、小学生の時から悩んでいます。テストの時、人前で発表する時、クラス替えの時、知らない人と話さなければならない時など、場面をあげればきりがありません。要は「緊張する時」が「手汗を大量にかく時」です。

学生の頃は、ペーパーテストがあるたびに、紙を押さえている手、シャープペンシルを握っている手から汗がにじみ、テスト用紙がふやけてしわしわになっていました。それを先生に提出、他の誰かにも見られると思うと…。多感な時期なのもあって、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

ここ最近では、仕事柄、部下に指示を出す時に手汗の症状が顕著に出ます。「これを部下に伝えて、結果的にお店をこうしよう」とか「上司からの伝達事項を正しく伝えよう」と考えている時はもちろんですが、「自分の新しい考えを誰かに伝えて提案する」という時が一番緊張して手汗が出ていると思います。

手からにじむ汗で困った経験

手汗が出ることで一番困ったこと。それはやはり、他人と手をつながなければならない時です。恋人、友達であれば「ごめんね!手汗がすごくて~!」と明るく振舞うこともできるかもしれません。大体は友達も「そんなのいいって!気にしないよ!」と言ってくれるので切り抜けられます。(それでも内心、気持ち悪いなぁとか思われてるんじゃないか、という不安は頭がよぎります。)

でも、知らない人と手をつながなければならない場面(学生の頃であれば、音楽や体育の授業など、大人になってからは、社内研修などの実習がありました)では、なかなかそういう風に割り切って切り出すこともできず、せめて精一杯汗をぬぐってからつなぐのがやっとでした。

「手汗が出ることで相手が不快な気分になっているんじゃないか…」、と心配することが緊張に拍車をかけて、余計に手が湿ってくる原因になっている、というのもあります。

手汗の原因は「緊張」「ストレス」など、気持ちが主要因

手は自分の気持ちのバロメーターと言ってもいいかもしれません。私のこれまでの経験から言っても、手汗が出るのはやはり、緊張している時、焦っている時ばかりでした。

特に社会人になってからは、ストレスにさらされる機会が増えたことが手汗が多くなる原因になっています。自分が先導して店舗の運営をしていく立場上、自分の肩にかかる重責でうつ状態になり、体調も悪くなっていました。会議で他人の発言などを聞いている時も、相手の話の意図が見えずに話が頭に入ってこないことがあり、さらにそれに焦った気持ちが加わると、手汗として現れ、いつの間にか手のひらがビショビショになっていることがしばしばありました。

心療内科に通院して徐々に改善

手汗での嫌な経験が繰り返されることで、不安定な気持ちやストレスが積み重なっていってしまうのではないか、と不安です。他人に手汗が多量に出ていることを知られるのも、やはり恥ずかしく感じている自分がいます。

多汗症など身体的な部分に原因がある方は、それにあった適切な治療があるでしょう。ただ、私の場合、手汗の原因は気持ち的な部分が非常に大きいので、そこを改善していかなければ根本の解決にはならないと思っています。原因がどこにあるのか、それを突き止めて正しい対処をすることが、やはり、不安解決の一番の近道ではないでしょうか。

私は現在、心療内科に定期的に通院をしています。その中で、「抑うつ状態」と診断を受け、自分のストレス、悩みをお医者様にお話し、周囲の家族や友人、職場の方々の協力を得ていることで、自分の中の気持ちに少しずつ余裕が生まれてきています。その甲斐あってか、手汗が出てしまう場面も多少減ってきています。ゆっくり、焦らず、原因と向き合い、解決していければいいな、と思っています。